思考のアップデート

【書評】もし大学生が光本勇介さんの『実験思考』を読んでみたら


悩んでいる大学生
発想の引き出しが乏しくて、就活でも苦戦するんだよな。引き出しを広げるためには…あっ!最近話題の『実験思考』だ!読破して自分に活かせる発想を広げてみよう

 

こういった疑問に答えます。

 

今回参考にした書籍は『実験思考 世の中、すべては実験』です。
出版大手の幻冬舎と経済キュレーションメディアのNewsPicksが共同で発行しているNewsPicks Bookから出版しています。

 

 
著者は株式会社バンク代表取締役兼CEOの光本勇介さんです。
簡単に経歴を述べますと、

幼少期は父親の仕事によりデンマークとイギリスで8年間を過ごす。
青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系広告代理店に入社。退職してからは様々な事業を創業してはバイアウトして、連続起業家として有名となる。
その中でも特に最短2分で誰にでも簡単にオンラインストアが作れる「STORE.jp」や目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わるアプリ「CASH」、あと払い専用旅行代理店アプリ「TRAVEL Now」で一躍話題になる。

 

【結論】なんでなんでマンが固定概念を捨てた新しい発想に結び付く

 
光本さんが他の起業家より突出している点は物事をフラットに考えるところです。言い換えるなら固定概念を捨てて、どうして常識となる価値観が生まれているのか、そしてその常識すらもテクノロジーによって変わっていくのではないかと考え続けるのです。

 
普通、当たり前になっていることはいちいち鵜呑みにせず、さらっと流してしまう情報でも「そもそも何でだっけ?」と着眼点を持てます。

 
また、自分の欲求の原点は実験することにあると表現しており、全てのビジネスは「実験」だと謳っています。

 

自分の考えたアイデアや仮説を「世の中」というビーカーにぶち込んでみる。そこでどんな「火花」が散るのか、「化学反応」が起きるのかを見たいのです。

実験となると失敗はつきものですが、失敗は無駄ではなく、ひとつの「検証結果」になります。この検証結果は他の誰もが知っている情報ではなく、自分しか知らない価値になるということです。

 
普段の学校、コミニュティ活動、アルバイト、就活、仕事などありとあらゆる生活で流れる情報をどれだけ自分事化するか。
ただ見て流しているだけでは情報から気づきや発見はありません。
ビジネスに限らず、なんでその情報が打ち出されているのか?その背景に何があるのか?

 
あらゆることに無関心でいるのではなく、もっとおもしろくするためにはどんな実験をしてみようか、考えることが光本さんの発想ベースなのです。

 

大学生のうちからお金を稼ぐことを体感せよ

 
光本さんが初めてビジネスをして稼ぐという体験をしたのが高校生でした。
夏休みを使って毎日原宿に通っては当時ブームだった「裏原」のブランドTシャツを買い、インターネットの掲示板で販売をしていました。

 
今ではメルカリやヤフオクで商品を販売することはできますが、当時その手段がありませんでした。欲しくても手に入れることのできない人向けに光本さんはビジネスを行ったわけです。

 
僕も大学生の時にイベントを催したり、講座を開いてお金を稼ぐ体験をしていました。
アルバイトでもお金を稼ぐことはできますが、アルバイトとビジネスで違うところはコンテンツを自分で作ることやお客さんを開拓することが異なります。

 
稼ぐというのはどんなロジックで成り立つのか。会社に雇用されて稼ぐことと自分で稼ぐことでは天と地の差で経験値が変わっていきます。

 
だからこそ、僕は学生のうちに自分で何か情報を発信して自分の商品を売ってみるという経験をすることをオススメします。

 
そこで得た経験は様々なリテラシーを上げる機会に繋がるからです。

 
なんだかんだ世の中は賢い人が得するような社会システムになっています。

 

就職先の企業体質は把握できていますか?

 
事業を大きくする要因にどのタイミングで市場にエントリーするかがポイントです。

 
光本さんは10年前に外資系広告代理店で働いていました。ドイツ自動車メーカーのアウディでマーケティングや広告キャンペーンの担当をしていました。

 
その時に日本国内の自動車保有台数と稼働率を調べたところ、保有台数約6000万台(自家用自動車)に対して、稼働率はたった3%だったことを知りました。日本の人口が約1億2000万人から子供や高齢者を除くと、ほとんどの人が車を持っていることになります。

 
このデータを見て、光本さんは「これからの時代は自動車を保有することに価値がなくなり、シェアリングエコノミーのような共有する時代がやってくる」のではないかと仮説立て、カーシェアの事業を立ち上げました。

 
10年前ですから、当然シェアリングエコノミーという概念もありませんし、Uberやairbnbのサービスもありませんでした。

 
結局、事業は早すぎた行いにより、市場には受け入れられず撤退することになりました。

 
このことから就活で活かせることがあると僕は思います。

 
ビジネスには4つのステップがあり、どのタイミングで自分が関わるかで経験値は大きく変わっていきます。

 

  1. 創業期
  2. 成長期
  3. 成熟期
  4. 衰退期

 
ビジネスは社会や消費者に受け入れられて成り立つものです。

 
例えば、現代はスマートフォンが僕たちの日常を支えるツールになりました。スマホがあれば生活はできますし、ビジネスも作れるわけです。

 
一昔前はガラパコスケータイ、その前はポケベルでした。現在使われるテクノロジーや技術と昔使われていたテクノロジーや技術は違います。
そうすると、必要とされる事業の需要と供給が変わってくるため、提供側として入社するならどの立ち位置でビジネスを展開するかは雲泥の差です。

 
これから大きな波が来るであろうビジネスに関われた方がよりおもしろい景色を目にすることはできるのではないでしょうか。

 
ただ、④の企業は間違っても入社するべきでないですね。

 

違和感から思考してみよう

 
アイディアを発想する上で光本さんが大事にしていることは「全力で普通の生活をすること」です。
全力で普通の生活をすることで世の中が不便なことだらけに気づきます。

 
「これ、こうなったらもっと便利なのに」「こうしたほうがいいのに」と自分で思ったことをメモに書いて、寝る前に1日を振り返り思い出すようにしています。

 
こうした気づきの積み重ねがビジネスアイディアの蓄積になるわけです。

 
これは就活でも言えますね。
社会人が言っていることにもし理解できなかった場合でもわかるように相手に説明させることが大事ですし、自分が理解しても相手の説明に一貫性がなければツッコミを入れる必要があります。

 
ただ傍観者として話を聞くのではなくて、自分がもし目の前の説明者の立場ならどう振舞った方がいいのかを考えましょう。
すぐに答えが出たり、自分が得するわけではありませんが、新しい発想へのベースになってくるはずです。

 

Z世代に求められる価値観

 
この内容は特に本で触れているわけではありませんが、僕が本の内容から抽出した気づきを大学生向けにアレンジした内容になります。

 
Z世代とは1996年〜2012年の間に生まれた世代を指します。現在、在籍している大学生は当てはまります。

 
Z世代最大の特徴は、デジタルネイティブとして時代の最先端を生きているということです。生まれた時からあらゆるデジタル機器やネットサービスに囲まれているZ世代の子供たちは、スマートフォンやSNSに当たり前のように親しんでいます。

 

Z世代の特徴

①社会問題への意識が高い

 
Z世代はSNSを通して世界中の情報にアクセスするのが当たり前の日常となっています。国境を越えてさまざまな価値観に触れることで、子供の頃から多様性に富んだ考え方を持ち、社会問題への意識も高いです。

 
この世代の半数以上は、地球上で起こっているあらゆる社会問題に対して自分の意見を持っているとされ、SNSを通じて意見交換や発信を行っています。

 
②生活の中でSNSとデジタルデバイスの比重が高い

 
Z世代は、生まれた時からSNSや進化したデジタルデバイスがあるのが当たり前の世界で育ってきました。
そのため、生活のあらゆる場面にSNSやデジタルデバイスが浸透しています。
とある調査では、1日の中でTwiiterやInstagramなどを1日に複数回使用する割合は52%と過半数を占めています。

 
③自分だけの個性を追求する
Z世代は様々な価値観から自分に合ったものを選び、自分だけの独特の個性を育てていきます。そのため、他の世代に比べてより「自分らしさ」を追求する傾向が強いのが特徴です。

④個性と多様性の融合
個性と多様性は、これまでの世代では相容れないものと思われてきました。しかし、Z世代は互いの個性を尊重し、様々な価値観を受け入れようという考えを持っています。

 
個性と多様性が融合したこれまでにない価値観を持っている若者が多く、まさに全く新しいデジタルネイティブ世代の申し子と言えるでしょう。

まとめますと、様々な情報に触れることが容易にできるようになった環境でいかに自分という個性を確立させ、新しい発想で挑戦ができるかは人生をワクワクさせる点で大事になっていきます。

 
光本さんの実験思考に触れて、今まで常識に縛られた考えから新しい発想を生み出していきましょう。

そうすれば、あなたも楽しい充実した日々を送れることができるはずです。
本日もありがとうございました。

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